茶色い人's ダイヤリーア

薬学生の現実逃避日記です。

TED talk①最良の意見が採用される体制を築く

 

 

 

要約(Summary)

 

人類が起こしてきた数々の悲劇(tragedies of mankind)は、どれも「誤った考えを正しいと信じ、それに気付かぬまま誤った判断を下してしまう」ということに起因する、と言っても過言ではない。

あらゆる組織において、「常に最良の意見が採用されるか」というのは重要かつ、とても難しい問題なのだ。

 

近年、様々な分野においてコンピューターによるアルゴリズムを取り入れる流れが生じている。なぜなら、コンピューターによる判断は人間のそれよりも遥かに速く、そして非感情的(less emotionally)であるからだ。

それはもちろん会議室においても例外ではない。徹底的な透明性(radical transparency)を実現したアルゴリズムを取り入れ、実際に大きな成果を上げたのがRay Dalioの会社である。

 

彼らは、会議等で行われる一個人のプレゼンテーションを、他のメンバーが1〜10点で評価するシステムを取り入れた。匿名ではなく、身分を明らかにしてこれを行う。その評価のデータベースが会議を重ねるごとに堆積し、アルゴリズムがそれを統合し処理することで「誰が理想的な判断を下せる人間(a critical decision maker)で、誰が信頼の置ける人間(a reliable person)か」というのが判明する。

 

このシステムが存在することで、社員は自分の意見を自分1人の目ではなく、全員の目を通して客観的に分析することができる。そして「私は絶対に正しい」という考えに固執することなく、「自分が果たして正しいのかどうか、全員に判断してもらおう」という正しい見地に辿り着く。この考え方こそが、その会社に成功をもたらしたのだ。

これは、誰の意見でも平等に評価される民主主義(democracy)とは異なる。常に最良の意見が採用される"能力主義(meritocracy)"である。